2013年1月27日日曜日

i masnadieri

そういえば、先週フェニーチェで「群盗」というヴェルディのオペラの公開GPがありました。

主役の二人は若手、バリトンとバスはベテラン歌手。

指揮者も若くて、近くに座っていた中国人の同級生がずーっとかっこいいねーと言っていましたw

初めて観た群盗は調べた話とは若干演出上、結末が変わっていましたが、

ヴェルディらしくいい感じにメチャクチャな結末で、みんな死ぬ。。。

今週か来週から幕開けです(よく知らないw)

ヴェルディイヤーの始まりです。

Caramelle

のど飴です。
写真ののど飴はウィーンの仁美さんがお土産にくださったもの。

結構効きます。

のど飴って、本当に私に乗ってなくてはいけないものなんだなとつくづく感じます。

特に歌ったあとなどは、最近では絶対舐めてます。
私は基本的に日本では龍角散をメインにしていたのですが、去年くらいにリニューアルされてまずくなったんですよね。
味覚糖的には、万人受け味にしたようなのですが、龍角散にそれをもとめていない私としては、もう残念でたまりませんでした。
ということでそれ以来龍角散から離れ色々とさまよっています。
イタリアでもハーブの飴がかなり種類があるので今試しているところです。

とにかく若干まずくても喉によければいいのです。

ちなみに、レッスンの日はタイムの蜂蜜をお湯でとかしたものにレモン果汁をいれたものを水筒にれて行っています。これはものすごく歌った疲労喉にバッチリ!

ビタミンC万歳!

違わないこと。

イタリアで全部変わるわけではないのです。

持ち声は変わらないし、日本の師匠方からいただいてきた有難い教えもやはりこちらで生きています。

歌いながら、先生方は本当にいいことを教えてくださってたのだわと思うことがしばしあります
それは、基本的なことから応用まで全てにおいてです。

どんなこと?
って具体的に言えるものでもないし、企業秘密です(企業じゃないけどw)

でもって、違わないことは、マイナスな部分でも出てきます。
それは日本からできていなかった宿題ですね。
同じことで苦労しています。
あと少しなのだけれども。。。。


この壁を早く超えたいわ。。。。



関係ないですけど、
最近やたらと和菓子が食べたくて仕方がありません。
こればっかしは作れないしなということで

日本に帰ったら食べよ〜と。

毎日夢見ております。

そんな休日の夜です

来週からカーニバルが始まります。

Asako Watanabe 渡邉麻子

2013年1月23日水曜日

違うこと。

イタリアに来て後少しで半年になります。

最初の三カ月は学校もなくて、もちろんレッスンもなかったし

生活基盤を作るので精一杯だった毎日でしたが、

11月から学校が始まり見えてきた色々なこと。

自分は何が変わったのか


ふと考えたのですが


うむ。

確実に変わったのは

歌うときの「言葉」の扱い

自分のレパートリーに対する認識


この二つでしょうか。

発声的には、私はやはり日本でとてもいい師匠に巡り合えていて、日本で悩みもがいた分
こちらでそんなに困ることはありません。
むしろ、こちらの人たちに褒められる(私ではなく一緒にこうやって作ってくださった日本の先生を・・・私も褒めてw)

日本にいるころから言葉に対しては気を使ってはいましたが(ほんとかよ・・・って言わないで)
今はイタリア語!として認識するよりもっともっと近い言葉として考えることができるようになって来ています。それは、とても感覚的で単語の意味を知って言葉を発するとかそういうものとまた違うもの。留学するにあたってこれはほしいと思っていた事だったので少しうれしい変化です(かなり抽象的で自分の中でしかわからないことかな)

ただ、勉強して単語がわかってイタリア語の歌を歌うということと、生活の中にイタリア語があって歌う事は絶対に違うとわかっていても日本にいるだけではわからなかった。しかも、イタリア人はしゃべり声がまず違う。これもわかってたけど、イタリア人とイタリア語に囲まれて初めて自分に降りてきた感覚。


二つ目のレパートリーに関していうと。

日本で今考えられている歌手の声種とレパートリーってずれてるかもね。

ということですので、若干驚きと恐ろしさを感じています。

幸い、今まで日本で勉強してきたヴェルディの作品は使えるところにいるのですが。

プッチーニがミミは私から去りゆき、トゥーランドット姫が私に近づいてきています。

ちなみに、ワーグナーのイゾルデ姫も。

とにかく、とりあえず、自称がリリコからリリコスピントになりそうです。

正直、えぇー。と思って最初抵抗していまたけどw

先生からなぜか説得までされ

今は

ま、そういえばスピントの曲やってるし、そうか・・・。
と思いながら歌ってます。


でもドラマティコにはなりたくない。


とりあえず、ヴェルディ、ワーグナーの生誕200年のこの記念の年に私はいいレパートリーを持っている。


ということにしておきます。


ふふふ。


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近くて遠いその島は

ジュデッカ島・・・

いや、すっごい近いです。

対岸なので、なんとなくバポレットに乗っていくのがめんどくさいなぁと思って行ったことがなかっただけです。

ですが、気になっていたので、先日初上陸


この島は、ヒルトンホテルがあります。

それくらいの情報しかない・・・。

ということでこんなときはWikipedia様に助けていただきますと

ジュデッカ は、イタリア北東部ヴェネツィアの潟にある島の一つである。行政的にはヴェネツィアの一部となっていて、ジュデッカ運河 を隔ててヴェネツィア本島に添うように浮かぶ。 世界最古のゲットーがあった。 島内ではアンドレーア・パッラーディオが設計したレデントーレ教会が有名である。 Wikipedia

だそうです。
レデントーレ教会は7月第三週目にとても有名なお祭りがあります。
私はこのお祭りをとても楽しみにしてます。なぜってこの大きなジュデッカ運河にヴェネツィア本島から船でできた臨時の橋が渡るんですって!!!

絶対に体験したい!
と思って、長い夏休み7月はここに留まってぜひその橋を見てから帰ろうと思ています。

楽しみ!

さてさて、それはいいとして

この島はヴェネツィア本島に比べると観光客も少なく穏やかです。音楽院の友人も数人住んでいるそうですが、本当に生活するには静かでいいかもしれない。



来週からのカーニバルに合わせて観光客が戻ってきているヴェネツィアとは違って

人がいなくて、休憩に入ったバールは本当にお客さんがいなくてドキドキしました。(その後ちょこちょこ入れ替わりに常連さんが来て帰って行ったけど)




いつも見ている景色に自分が立って、生活している本土を見るのはなんとも不思議!




ジュデッカの向こうに沈むお日様はジュデッカ島からみると本当に大きくて美しかったです。


日没ってなんでこんなに素敵なのかしら。


日の出と日没どっちが好きかな・・・。


ちなみに、実家のリビングからは日の出、日没両方とも見ることができるのですが、日没は天気がいいと富士山もきれいに見えるので大好きです。
日の出も、ちょっと小さいけどでも空気が澄んでるからやはり美しいしね・・・

どっちも好きね。

まぁ、日の出は早起きの努力しなければ見られないけど・・・。


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滴る赤い・・・

血ではありません。

ワインでも。


オレンジです。

そう、アランチァ(オレンジ)ロッサ(赤い)の季節です。

日本ではブラッドオレンジで親しまれている、あの赤いオレンジジュースのオレンジの季節です(オレンジオレンジしつこいw)

わたくし、はるか昔に某シアトル系コーヒー店でアルバイトをしていたことがありまして、

そこでもこのブラッドオレンジジュースを冷凍輸入していて店頭でドリンク提供販売をしていたのですが、確か1L1000円近くしたと思います。

だから、一杯分もオレンジジュースと考えると高い。

あぁ、こんなにおいしいのになんて高い飲み物なのかしら。

と思っていたのですが、本場イタリアでもそんなに安いものではありません。

私がおいしいと思っているブランドは1Lで3euroくらいです。

ジュース類は基本的に2euroするかしないかなので、高い。

だから、風邪でビタミン補給とか何かしらのご褒美ドリンクと思ってごくたまに(といってもまだ二回しか買ったことがない)買うくらいです。


その、アランチャロッサですが、シチリアで栽培されていて、日本と同じように柑橘類は冬!

ということで、今シーズンが始まりました。

他のオレンジやみかんに近いクレメンティーノは11月くらいからシーズンだったのに比べてだいぶ遅いので、本当に冬場がシーズンなのですね。きっと・・・。

で、昨日散歩をしているときに八百屋さんの店頭で見つけたので購入して翌日絞って飲んでみました。

切り口は、まだらに赤いのであまり美しくなくて、ちょっとおどろおどろしくて、うーん。という感じですが、味はとてもおいしかったです。
パックのジュースのようにドロドロはしてなくて、さらさらとしています。
赤もそんなに濃くない。

いつもはレモンしか絞ってないけどこれからはオレンジも絞ろう。


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2013年1月22日火曜日

A Lunedì

私にとって月曜日は週始めにして、一週間の山場です。

午前中の歌のレッスンから19時に終わるピアノのレッスンまでノンストップで授業が立て込んでいます。

しかも、今日から最後の最後に期間限定太極拳の授業までプラスになったので(しかもピアノのレッスンとかぶってる)
ヘロヘロです。


そして、太極拳の後

友人たちに軽くご飯を食べて帰ろうと誘われたのですが、お疲れモードだし、お金ないしで帰ると言ったのですが、なんだか押しに負けて一緒に行くことに。それならばサクッといける店にしようとzattereの酒屋兼立ち飲みのお店に行ってきました。
シンプルで美味しいチッケッティと呼ばれるおつまみは一つ1€だしワインもハウスワイン一杯1€
ということで私はお気に入りのお店なのです。
今日は日本人2人、韓国人、イタリア人とクロアチアのハーフの四人で行ってきました。
今日も楽しいおしゃべりと美味し食べ物で幸せな時間を過ごして帰り際にずっとこのお店で聞いて見たかったことを支払い後に聞いて見ました。

それというのも、ヴェネツィアにはフラゴリーノと呼ばれるイチゴのお酒があるのですが、これがまた・・・オフィシャル的には出回っていないのでどこで飲めるのかいまいちわからずだったのです。
で、あったら次回飲んでみたいなと思い、


フラゴリーノ置いてます??

と聞いてみたら

あるよー。味見してく??

との事。

siiiiiii

と言ったらば


写真のように


フラゴリーノの赤、白と四人で飲めるように出してくれました!!!
しかも白は未開封だったのをわざわざあけてくれて!!!

おじさん曰く、普通の葡萄のワインより高いそうです(当たり前か・・・)

で、お味と言ったら

もう・・・・

悶絶・・・・


イチゴのワインって

香り高くて、甘くてとーーーーーっても

美味しい。

トロトロっとしてるようでさらっと飲める。

四人で


ひやーーーーーーなんだーーーー


と言いながら飲みました。

今回はおじさんのご好意で味見させていただいたのですが、今度はぜひ正式に注文したいと思います!!!


ということで、味見と言っても一杯分いただいたので、疲れたところに計ニ杯のワインを飲んで私は酔っ払いで帰宅しました。
明日は休みなので月曜日が週末

はぁー、疲れたけど最後の最後に幸せな一日でした。

幸せなので、酔っ払ってるし眠いけど、とりあえず文字にして寝よう大作戦です。

では
おやすみなさい

2013年1月18日金曜日

やっと

とりあえずの通常営業な私です。


二週間のクリスマス休暇が終わり1月7日から通常のレッスンと授業の日々が戻ってまいりました。


今はやるべき曲が多くて毎日必死です。

最近一歩先のレパートリーの世界に足を一歩踏み入れているのですが、疲労感半端ないです。

そして、こんな時に気を付けなければいけないのが風邪なのですが。

まんまとひきました。

というより、先週外で立ち話を一時間ほどしたのが始まりだった気がするのですが

一昨日からの雨で気温がぐっと下がりそこに、ここ最近の忙しさから来る疲れと忙しいことからくる適当ご飯で野菜摂取量が極端に減ったからでしょうか・・・・

ぐぐぐっと風邪です。



昨日から必死に足湯をしたりレモンを絞って飲んだり、夕飯に鍋を作り生姜を沢山入れてみたり頑張っています。


本当に、今風邪なんてひいている暇はないのです。



幸い昨日からの野菜とビタミンCのW攻撃のためか、最悪のところまでは行っていないのでこの調子で日曜日までに完治させよう計画です。


というのも噂によると(いや、噂ではない・・・)、私は来週の日曜日本番があるのです・・・。


本当にあるのかな・・・。


曲(ヴェルディね~といわれました)、決まってないし。。。。

日程とだいたいの時間(午後ね~といわれました)と場所(キオッジャね~といわれました。)しか知らないのですが。


あるといわれたからにはあるのでしょうと。。。。


と、そんな事なのですが

そんなことを考える前にさっさと風邪を治しましょう。


では・・・。



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ローマで

年末はアレッツォからローマに移動して休暇を楽しんできました。

ローマは二回目

今回はバチカンのサンピエトロ寺院を中心に、町中を歩き回りました。

前回は初めてイタリアに来た時で、現地バスツアーで回ったので全く地理感覚がなかったのですが

今回は本当に初日と最終日、ホテルと駅の往復のみ電車を使っただけで本当に

歩き回りました。

ローマはイタリアの首都ですので当然都会です

日本人がイメージする都会とは一致しないけど

ヴェネツィアという特殊な街から来たので車ブンブン走っているのをみながら

「都会だわー」を連発していました(ヴェネツィア島内は車というか、自転車すらないので)


一日目はお昼に着いたので、ホテルに荷物を置いてからトスカにも出てくるサンタンジェロ城をみながらバチカン市国までお散歩しました。

ヴェネツィアとは別の国です(笑)

しかも、とても暖かくてびっくりです。




2日目もとにかく歩こうとホテルからテルミナ駅周辺までゆっくり色々なお店に入ったりしながら回りました。

お昼は私のたっての希望でお寿司を食べました。

日本人の握っているお店で、一番安いメニューを頼んだけれどやはり若干高い。

そしてやはりお寿司は日本で食べればいいのではないかという結論がでました。

うん。

あるいは酢飯を作って自分で握ろう・・・


さて、この日は日本づいています。

テルミナまで歩いたついでに高島屋ローマ支店も初体験


色々考えましたが、これはこれでありなのだと。

うん。


ちなみに私はローマ限定キティちゃんバックがほしかったです。

とっても丈夫そうだったもの。

買い物バックあるいは楽譜入れにいいサイズです。

ちなみにこの日はコロッセオもトレビの泉もスペイン広場も全部まわりました。

観光名所はおさえた感じです。


夜は歩いていたら鼓笛隊にも会えました。

なんのフェスタだったんだろう。






そして、三日目は目的を絞り

サンピエトロ寺院を観に行くことにしました。

10時半ころから並んでクーポラを見て寺院内部を見学して全部終わったら4時でした。








カトリックの大本山らしく賑わっていました。

丁度クリスマス一週間後の日曜日ということもあって本当に、本当に本当に激混みでした。


本当に空いているときなんてないのかもしれないけれど、空いているときに行きたい場所です。



三日間、やたら歩いたローマの旅、すでに断片しか覚えていないのですが


素敵な街でした。


私は住めば都タイプなので今はヴェネツィアで満足していますが、ローマに住んだらそれはそれで

満足できるんだろうなと思います。


でも、本当に・・・ヴェネツィアに帰ってきて車のないこの世界にほっとしています。

安全安全。





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2013年1月7日月曜日

クリスマスは続く

24日の真夜中にキリストが生まれるので

25日もきっちりお祝い。

この日はランチにおばあちゃまのお家でお祝いでした。


伝統的なクリスマスランチはまずみんなで乾杯をして食前酒とおつまみ(サラミやチーズオリーブなどと)を食べてから食卓に・・・・
トルテッリーニをブロードと呼ばれるスープに入れて食べるプリモから始まり、セコンドは豚、牛、鳥のいろんな肉を緑のソースと果物のシロップ漬けとマヨネーズソースで食べデザートへ。

もう、おなか一杯いっぱいでした



基本的に全部手作り、パスタもケーキも・・・

日本のイヴェント的なクリスマスとは違うものです。

それにしても、日本でクリスマスがキリストの誕生日だってどれだけの人が知っているのだろうか・・・







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クリスマス natale

2012年のクリスマスは私はアレッツォで過ごしてきました。

私が一人でクリスマスを過ごすのはかわいそうだと招待してくださったのです。

ディナーに間に合うように昼過ぎの電車に乗って向かったのですが、

なんと、帰省ラッシュ!

久し振りにすべての席が満席の電車に乗りました。

3時間となりのおばさまと話したり電子書籍を読んだり寝たり・・・。

そして、アレッツォの家に着くと・・・

多分すごいんだろうなとは思っていたのですが、想像以上のクリスマス仕様で、

玄関の外から飾りが半端なく、飾りはすべて本物のお手製ジンジャークッキー

部屋を入ると大きなモミの木に、クッキー

この家族は本当に楽しむことがうまいなと感じました。

そして、クリスマスプレゼントは家族からネックレスとおばあちゃまから真っ白なマフラーをいただきました。

本当に嬉しくて涙がでるくらい!



そして、10月から二カ月ぶりでちょっとイタリア語うまくなったね!と褒めてもらえました(笑)

相変わらず、怪しげな会話ですけど。


素敵なディナーの後は夜中にみんなで教会に行ってミサを受け、これぞイタリアのクリスマス!!

という素敵な体験ができてハッピーでしたよ。


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散歩

今日は冬休み最後の一日だったので

朝部屋の掃除を済ませてからヴェネツィアの街を散歩してきました。

学校が始まってからなんだか忙しくてゆっくり目的を持たずに散歩をすることがあまりできなかったので

カメラを持って・・・


と思ったらカメラのSDカードをPCにさしたままでした、カメラでの撮影ならず・・・。


なんてあほな・・・・

ということで作戦変更


iphoneでinstagramに投稿しつつ歩く(どうせ家でネットが使えなかったので)

という感じで約3時間の散歩をしてきました。

新しい道を試してみたり、いつも素通りしていた教会に入ってみたりと中々面白かったです。

特にヴェネツィアはこの先道があるのかないのか・・・的な賭けをしながらあるくととてもスリリングです。

地図はあとでどの道を通ったか確認するために使うのが最近のお気に入りです。



そういえば、ヴェネツィアといえば先日初めてアカデミア美術館に入りました。

ヴェネツィア派の絵が沢山ある美術館ですがとても地味に美しかったです(絵自体は金ぴかが多い)

私はヴェネツィアにいるけれどもヴェネツィアのことを知らないなと感じる時間だったのでこれから少しずつヴェネツィアについて勉強していこうと思います。


その前に、クリスマスの旅行をUPしないとな・・・。


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2013年1月6日日曜日

sognato

夢をみました。

夢の話などブログで書くのもどうかしらと思ったのですが、自分の記録として残したいので書きます

祖母と地下鉄に乗って都内を移動していました。

祖母は90歳を越えていて、歩くのもままならないのに地下鉄に乗ってこれから魔笛の夜の女王のアリアを歌いに行くのだと言います。

えー!?

と言う気持ちと

さすがだね

と言う気持ちと

私は祖母に

わかった。一緒に行こう。

と言いって(夢ってすごいね)

電車の座席の端に二人並んで座りました。

祖母の骨ばった身体が電車の手すりにあたると可哀想だと思い、祖母を抱きかかえるようにしていると祖母は何だか嬉しそうでした。

私は祖母が嬉しい顔をするのが嬉しくて祖母の腕をさすりながら頬ずりして笑いました。


たったそれだけの夢だったのだけれども、久しぶりに祖母の顔と声を聞くことができたのが嬉しくて起きてから祖母の事を考えていました。

祖母は明治生まれの小粋な女性で三味線を弾いて小唄を歌い、布団とシーツに一切のシワを許さず、暇な時間は集めた綺麗な包装紙で封筒を作り、寂しくなると私たちを呼びつけ、毎日お茶碗一杯の日本酒を飲んでいました。

西洋音楽を学びお酒は飲めないし几帳面ではない私

祖母に少しでも近づきたいなという事で、毎朝寝具のシワを伸ばしています。





Asako Watanabe 渡邉麻子

2013年1月2日水曜日

2013年 它年 あけましておめでとうございます。

2013年

あけましておめでとうございます。


今年はヴェネツィアで年越しをしました。

サンマルコ広場で行われるイベントに行こうかと予定していたのですが、

クリスマス前の人のいなさから一転、ヴェネツィアに観光客が戻っていることに警戒し

カウントダウン花火を見る人で激混みであろうサンマルコ広場の運河を挟んで向かいに見られる

近所のサルーテ教会に行ってきました。


ある程度混んではいましたが、まぁまぁの許容範囲で私たちはカウントダウンで2013年を迎えました。

Nove! ,Otto!..........Uno

シーン・・・・

あれ~?


まわりにいる人たちみんな


あれ~?

あれ~?

そんな感じでざわざわ


数分後、しょぼい花火(失礼・・・)が遠くの方で数発・・・

これは怪しいね~。つまらんね~。サンマルコ行く?

とほんの少し場所を移動すると

水上タクシーが群がっているところを発見

これは、来る?



としばらく待っていると


バーーンと一発空いっぱいの大きい花火が!



カウントダウン10分後から開始の花火(笑)

これは、計画的なのか失敗なのかよくわからないけどイタリアだもんね~

と言いながら川べりに座りながら30分間の花火を楽しみました。


新年そうそう素敵な花火を近くでみられてとっても幸せです。


去年の秋から始まったイタリア留学、3月にいろいろとあって決意した留学で、その後数カ月で

こちらでつきたい先生を探し、イタリア政府奨学金申請に続き試験、visa申請、そして渡伊後、音楽院試験、入学

本当にあっという間でした。

特に五月から8月の末まで仕事をしながら留学準備だったのでいろんな方にご迷惑やご心配をおかけしましたし、いろいろと助けてもいただきました。

本当に幸せものだなぁと思いながら今に至っています。

さて、今年始まったばかりですがとにかく元気に(これは本当に大事)しっかりと勉強し歌っていくことを一番に生活していきたいと思います。

今年一年どんな年になるでしょうか。


今年も一年どうぞ、よろしくお願いします。


2013年 元旦


渡邉麻子




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