2011年11月14日月曜日

2011年秋の旅(歌編)

10/23-11/13の日程でイタリア・オーストリア・イギリス・香港と回ってきました。

イタリアのプーリア州bitonnto市で開催されたトラエッタフェスティバルに参加するのがメインの旅

いつもイタリアはトスカーナより上にしか滞在したことがなかったので初南イタリアはドキドキ!


私が参加したのはbitonto出身のTraettaという作曲家のmiserereという宗教曲を歌うマスタークラスです。

ソプラノ・レッジェーロ、リリコ、アルトの三人がソリストとして歌います。

トラエッタという作曲家はいわゆるモーツァルトと同時期の人で私はあまり縁のない時代の人と言った感じの人で…

縁のないというか、見ないようにしていた時代でした。

楽譜を戴いて見てみるとやっぱり。。。

苦手な音型のオンパレード!

とりあえずやるって決めたのでやるしかないなぁ。

私は曲によって発声を変えてしまうというよくない癖があるようで

今回も古典古典、と思っていたらポジションが変わってしまってました。

行くまえに師匠にそこを指摘され、とにかくverdiを歌うような気持ちで歌うという事を念頭に飛行機に乗りました。

そしてビトントついてからはひたすら歌う日々だったのですが、宗教曲と思って身構えていた事がアホらしいくらい自由だという事を身をもって知りました。

マエストロいわく、

基本はダンスなんだよ。

そして、歌う中で音楽を奏でるのってとっても流動的で止まると音が死ぬってこと。

知ってた事を改めて知りました。


基本的にTeatro Traetta(テアトロ・トラエッタ)というトラエッタの名を冠した劇場での稽古はみっちり濃い時間を過ごし、自分たちの稽古がない時間はもう一つのマスタークラス(この先生が最高に良かった。)を聴講しに行ったりと久しぶりに音楽三昧。

音楽三昧って本当に幸せ~。

私本当に好きなんだなぁと改めて実感

そしてmiserereは三日間の稽古、リハーサルがあり本番!



本番は二組あり、一つはビトントのとっても素敵な古いカテドラーレ、


一つは少し離れた場所サンジョバンニロトンドというカトリック聖地にある新しい教会

私はサンジョバンニロトンドでの本番でした。

あり得ない事に二日前くらいから風邪を引き始め、声が出ない疑惑があったり

バスで二時間半とぉーいとぉーい旅の後の本番は山の上。

なんてこったい!

と思いましたが。。。

ついて見て


星空の綺麗な素敵な場所に興奮。


迷子になるくらい広い敷地内で興奮。

本番だからやっぱり興奮。

どうにかなるか、どうにかしようと本番

とてつもなく広い教会で(イメージ的には四ツ谷のイグナチオ教会をそのまま3回りくらい大きくした感じ)

声はうわんうわんに響くので声が出ないとかなく、軽く出しただけで気持ちがいいくらいに響きました。

今回歌わせて戴いて本当に良かった!



曲に、人に、新しい出会いがいっぱいでした。



臆する事なく前へ進もう。

そう思った日々でしたのです。


ちゃんちゃん。


さて、今回は歌だったので次からの更新はビトント・バーリ・ザルツブルク・ウィーン・ロンドン・香港と出会った人たち行った場所等々の更新をしていきます。6更新で旅が完結できるはず!

では。。。

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