夢をみました。
夢の話などブログで書くのもどうかしらと思ったのですが、自分の記録として残したいので書きます
祖母と地下鉄に乗って都内を移動していました。
祖母は90歳を越えていて、歩くのもままならないのに地下鉄に乗ってこれから魔笛の夜の女王のアリアを歌いに行くのだと言います。
えー!?
と言う気持ちと
さすがだね
と言う気持ちと
私は祖母に
わかった。一緒に行こう。
と言いって(夢ってすごいね)
電車の座席の端に二人並んで座りました。
祖母の骨ばった身体が電車の手すりにあたると可哀想だと思い、祖母を抱きかかえるようにしていると祖母は何だか嬉しそうでした。
私は祖母が嬉しい顔をするのが嬉しくて祖母の腕をさすりながら頬ずりして笑いました。
たったそれだけの夢だったのだけれども、久しぶりに祖母の顔と声を聞くことができたのが嬉しくて起きてから祖母の事を考えていました。
祖母は明治生まれの小粋な女性で三味線を弾いて小唄を歌い、布団とシーツに一切のシワを許さず、暇な時間は集めた綺麗な包装紙で封筒を作り、寂しくなると私たちを呼びつけ、毎日お茶碗一杯の日本酒を飲んでいました。
西洋音楽を学びお酒は飲めないし几帳面ではない私
祖母に少しでも近づきたいなという事で、毎朝寝具のシワを伸ばしています。
Asako Watanabe 渡邉麻子
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