私が中学生のころ
マンションに迷い込んだねずみのように小さな子猫でした。
きっと捨て猫が迷って追い詰められて
10階まで上がってきてしまったのだろうと。
同じ階に住む方にこのままだと殺されちゃうから助けてあげなきゃと言われ
姉と一緒に追い詰められ敵意むき出しのその小さなネズミのような猫を
厚手の手袋をはめて抱き上げたというより、捕獲しました。
本当に小さかった彼女は、食べるものがない中
砂利まで食べて生活していたようで
食に対する執着心がものすごい猫で、でも体は小さいまま。
最初はずっと隠れたまま。
その時期姉が家によくいたので、つきっきりで徐々に人になれるようにしていました。
血便も多かったし、身体が弱いね
と言いながら
子猫の時の恐怖心が強かったせいでかなりの人間不信で特に男の人は嫌い。
人は基本的に家族か、家族のように我が家によく来るお隣さんや田中さんにしか心を許さず。
そんなミッシェルは家族全員に心から愛されて、私たちのこともとっても愛してくれていました。
冬になると、足元に丸くなったり、寒くなると布団に入れてと人の胸の上に座って起きるまで顔をじっと見つめてみたり。
ジャンプに失敗したり
マンションの外壁工事の時にいない!
と思ったら
足場に飛び乗って調子に乗ってマンション一周していたら降りれなくなったり。
結構なドジでした。
撫でてというのに撫でてると、しつこい!と怒ったり
機嫌が悪いとトイレの砂を出す。
うんちでサッカーをする。
洗濯ものにおしっこをする。
ご飯頂戴というからあげるのに食べずに逃げるし。
とってもきれい好きで美人さん
私が歌うと、やめてーという時と、気にしないよ。という時と。
お正月のマグロは母が皮についているトロの部分をミッシェルのためにいつもとってあげるのが恒例
我が家の姫といわれて、怒られ、甘やかされ。
ミッシェルを溺愛していたので、ブログにもよく登場しました
ミッシェルは写真を撮られるのはいやだけれども、自分じゃないものが被写体になるのも納得いかないらしく、私が写真を撮っているとよく映りこんできました。
私は9月からイタリアにいるのでこの数カ月はスカイプでしか彼女に接することができなかったのだけれど。
本当に会えないままでお別れだとは思わなかった。
お別れは本当に突然で、あっという間に天国に行ってしまった
今朝知らせを受けてからずっと泣きっぱなしでどうしていいのかわからないので
とにかくミッシェルの写真がないかと探したらパソコンが新しいので全然入っていなくて
SDカードに残っていた写真を取り込みました。
写真のミッシェルは生き生きしていて、やっぱり幸せそうで
ミッシェルは、とにかく幸せだったと言い切れる。
そして、ミッシェルと一緒に過ごせた日々があって私たちも幸せでした。
あぁ、ミッシェル、本当に本当にうちに来てくれてありがとうね!!!!!大好きよ!!!!!!
しばらく天国で待っててね。
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